飼育される珊瑚

珊瑚は鑑賞や、研究などを目的として飼育されているケースもあります。

珊瑚が生息している清浄な海を再現するために、これらは人工海水やろ過装置を使ったアクアリウムで飼育されます。

珊瑚は高温を嫌うため、夏場には水温を下げるための機械が設置される場合もあり、共生する褐虫藻の光合成が生息上必要となるため、メタルハライドランプなどの強力な光源が使われることがあります。

設備が整っていれば、珊瑚の飼育は一般家庭でも可能とされており、珊瑚を飼育している人の中にはアマチュアのマリンアクアリストもいると言います。

また、珊瑚をメインにしている水槽は、リーフアクアリウムと呼ばれています。

リーフアクアリウムではサンゴだけではなく、サンゴ礁に住む水生生物も共に飼育されているケースが多く、サンゴを含めたサンゴ礁の生物は、清浄な海水を好むため、ベルリン式アクアリウムやモナコ式アクアリウムなどの、高い濾過能力を持つ特殊設備が使われます。

これらはライブロックと呼ばれ、サンゴ礁から採集された石や、サンゴ砂、ろ過材などを大量に使用したシステムで、自然界の浄化システムを再現した循環システムとなっています。

これらは、長期間水の入れ換えなど手入れが不要なのが特徴です。

宝石サンゴの歴史

日本では、珊瑚は3月の誕生石であり、結婚35周年を珊瑚婚式と呼びます。

珊瑚は、仏教における七宝の一つにも数えられます。

珊瑚は、古くから珍重されていたことからも密輸や乱獲が社会問題となっており、中国の申し入れによって赤サンゴやモモイロサンゴ、シロサンゴ、ミッドサンゴの4種類は絶滅のおそれがあるとワシントン条約にて認められました。

それによって、2008年7月1日からは輸出国管理当局が発行する輸出許可書、または原産地証明書等がなければ国際輸出はできないということになっています。

珊瑚はローマ時代から護符として愛用され、12世紀のカスティリヤ王アルフォンソ10世の宝石誌では、金星と月に結びついた宝石と記述されています。

イタリアでは、古い時代妊娠をつかさどる惑星とされ、女性のお守りとして愛用されました。

また、地中海の珊瑚を使った工芸も発達し、厄除けとしても信じられてきました。

珊瑚の厄除けとしてのならわしは、現在でも深く根付いており、赤い珊瑚で角を象ったコルノと呼ばれる厄除けは現在でも広く好まれています。

そのため、珊瑚の色が褪せると、持ち主の健康が危うい兆光だともされています。

このように珊瑚はアジア、ヨーロッパにおいて古くから人々の間に根付いてきた宝石ですので珊瑚買取に強い専門店などでも注目を集めています。

Comments are closed.

Post Navigation